ここにはたくさんの世界があって。
そのたくさんの世界を内包する大きなくくりを庭と呼んでる。
創造主の庭。と昔誰かが教えてくれたっけ。
俺の目の前には最早原型をとどめていない「世界」だった残り滓とぼっかり空いた闇が広がっている。
俺がやった事でこうなった。
庭の中の全てに形を与える源になる「精霊力」を搾取して回った結果がコレだ。
あのとき剣が守ってくれた庭の中にある世界の殆どを俺は時間をかけて丹念にぶっ壊して回った。
どうしても時間に干渉するために必要な量の精霊力を集める為に壊し続けた。
結果俺の手には今とんでもなく力の濃い精霊石がある。
時間に干渉するのに充分過ぎるほどの力がこめられてる。
生き物も殆ど居ない。大地すらまともに存在しないやたら広い空間ばかりが広がってるこんな庭。
さっさと無くなればいいと思う。
まぁ。2千年ほど前はたくさん生き物も居て光もある賑やかな庭だったんだけど。
色々あって随分前から生物は産まれないし死んでいくだけの庭。
そんな庭の中身を俺がさらに壊して回ってもう取り返しが付かなくなってる。
けど。もしあの賑やかさが今も続いてたとしても
真っ白なあのやさしい魂の居ない『今』に俺はきっと価値なんて見出せない。
あの時剣は多分全力で消滅へと向かった。
おそらくこの世界を庭を守る為に。
みんなを守る為に
剣は消滅すると解ってて戦いを選んだ。
剣が力を使い果たして消えた瞬間
多分全てからあの人は消滅した。
記憶からも。
存在した証さえも全て消えた。
人だったと思う。
だけど俺も含めて剣に関わってた者たちは皆
剣があって、無くなったことしか認識出来なかった。
だけど俺はあの剣は人だったと思うんだ。
おかあさんの遺言。真っ白な天使さんを守ってあげてって言葉。
あの剣の真っ白で暖かい、優しい魂のカタチを覚えてるから。
だから。
確かめに行く。
そしてその結果剣であっても人であっても。
俺は俺の為に今度こそあの魂を守る。
俺があの魂を守り通せるまで何度でも繰り返す。
きっと今ここにいる俺が死ぬことがあっても
あの魂を失った俺が存在する限り何度でも繰り返す。
ふわ、と魔力を含んだ風が俺の髪を揺らした。
それと同時に大きな力が目の前に現れる。
魔力と精霊力を湛える瞳を持つ真っ白な堕天使。
あの剣と違う無機質な白の魂。
「どうやら準備は整ってるみたいだねぇ。今からいくのかい?」
「うん、行ってくる。」
「じゃあまた後で会おう。」
「なんか変だよそれ。今から俺2千年くらいさかのぼるのに。」
「俺にとっては同じことだよ。ちびっこ。」
目が合って。お互いに笑顔になる。
「じゃ、行ってくるね。成功したらここは消えてなくなるんだっけ。」
「うんそうだね。過去を変えるというのはそういうこと。ちびっこ、行き先は解ってるのかな?」
「ちゃんと解ってる。」
行き先は
俺の生まれる少し前。
目的はただひとつ。
あのやさしい真っ白な魂と共に壊れてない今日を創る。
そのためにまだ幼い俺を導くこと。
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むう。難しいのぅ。。こちょこちょ文直していこう。。><;
説明臭い。。
しかし説明しないとわかんないよなぁ;
だが説明が多いのはうざい←
これでも説明。。削ったんだがまだ多い気がする
一応プロローグみたいなもんなんで視点が一人称な感じで。。
世界観とかは後回し。みたいな感じで。。
むむぅ
というかこれ。言いたいこと伝わってるんだろうか;
自分では話がわかってるから伝わると思い込んでるけど。。
読めるものを創るって難しいんだなと再認識。
これを読んだあなたにお願いだ。お願いしたいぞ(土下座
なにかこう。感じたこととか表現に関するアドバイスとかダメ出しとか
率直なご意見ご感想等ありましたら拍手でビシバシお願いしたいんだ(土下座
もしこれ関連で拍手もらえたら参考にして密かに書き直していくつもりなのでマジでお願いします。